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黒部ダムは高さも水量も圧巻!黒部ダムへのアクセスと黒歴史

今回は富山県と長野県の県境付近にある黒部ダムを散策してきました。

水資源の豊富な黒部峡谷に 7年の歳月をかけて作られた、高さ181mのダムは圧巻の一言!

黒部ダムの建設にはのべ1,000万人!が関わったとされ、工事は数多くの殉職者も出してしまい、映画「黒部の太陽(1968年作)」としても取り上げられました。

 

今回は世紀の大工事と言われ、現在も高さ日本一の黒部ダムを動画も交じえながらご紹介します。

 

黒部ダムとは

黒部ダムは、富山県と長野県の県境にほど近い富山県立山町に位置しています。

 

立山町を流れる黒部川の上流に1963年に、7年もの歳月をかけて建設された貯水量約 2億トンの超巨大な黒部ダム。

 

建設の背景には、高度成長期によって電気への需要が高まっていき、供給が間に合わない電力の不足によって頻繁に起きる停電がありました。

日々起こる停電を解決するため、水力発電所を建設し電気の供給量を増やそうと候補に挙がったのが現在の黒部ダム。

 

水力発電には大量の水が必要となりますが、険しい黒部峡谷は巨大なダム湖建設が可能で貯水確保ができる上、厳しい冬の環境は多くの雪解け水を生み出してくれます。

豊富な水を確保できる環境が黒部峡谷にはあり、そこに目を付けました。

 

黒部ダムの建設にはこれまでにない数多くの殉職者

ダム建設地周辺の険しい環境から建設は困難を極め、工期中に171名と数多くの殉職者を出しました。

もともと人が立ち入るのも困難な秘境に建設されたことがその理由ですが、雪崩に宿舎が巻き込まれ中にいた人が被害に遭うなど、自然の猛威による災害も発生しています。

 

黒部ダムは別名黒四ダムとも呼ばれる

黒部ダムは別名、黒四ダム(くろよんダム)とも呼ばれています。

黒部ダムの下流にある黒部川第四発電所の発電に、黒部ダムとの落差による水流が利用されているため、黒四の呼称も。

どちらかと言えば、年配者の方は黒四ダムの呼称の方が馴染みある人が多いそう。

 

黒部ダムへのアクセス

富山と長野のほぼ県境に位置する黒部ダムは、富山県の立山町からアクセスする方法と、長野県側の大町からアクセスする方法があります。

長野側からは扇沢駅を目指しましょう

黒部ダムまでは自家用車で乗り付けることができません。

車で向かう場合は、扇沢駅で駐車して関電の電気バスに乗り換えて黒部ダムに向かうこととなります。

黒部ダムへ向かう電気バスの発着点が扇沢駅になります。

 

東京駅から扇沢駅へ

東京駅からは北陸新幹線で長野駅まで向かい、長野駅東口よりアルピコ交通長野(バス)の長野−大町線(特急・扇沢駅行)を利用することで扇沢駅へ行くことができます。そのルートでの交通費は 10,610円となっています。

(Yahoo! 路線情報) 東京駅より扇沢駅へ

 

電気バスで黒部ダム駅に着いた後は、そこからは徒歩で黒部ダムに向かいます。

 

扇沢駅での駐車料金

 

 

扇澤駅で自家用車を駐車する場合、第 1~ 4駐車場は 24時間営業。

第1、第2駐車場は 12時間で 1,000円。駅まで徒歩 3分トイレ有りの良い場所。

第3、第4駐車場は無料ですが、扇沢駅まで上り坂を歩いておよそ 10~15分の距離です。

夏季シーズンは平日でも混雑してしまう有名なスポットですので、車中泊か早朝の到着を検討するのも良いかと思います。

車中泊される場合は、扇沢駅には深夜開いてるコンビニや入浴施設等は有りません

駐車場に到着する前に買ってくるか、食事や入浴を済ませておきましょう。

 

混雑時は、手前8kmに臨時駐車場が開設されます。
臨時駐車場から扇沢まで、無料シャトルバス(駐車場整備協力金として1台500円)で送迎してくれます。

 

各地からの詳しいアクセスは公式サイトに載っています。

黒部ダムへのアクセス:黒部ダム公式サイト

 

黒部ダムの入場料は無料

ダムへの入場料は必要ありませんが、扇沢駅から黒部ダムを向かう際、電気バスの乗車料金が必要になります。

往復の場合は 大人 2,570円 小人 1,290円、片道の場合は 大人 1,540円 小人 770円となっています。

 

以前は関電トンネルトロリーバスに乗り換えて黒部ダムに向かっていましたが、現在では電気バスへと役目が移っています。

 

トロリーバス運行終了になり電気バスで運行になる。

54年間トロリーバスとして慣れ親しんできましたが、昨年(2018年)で運行終了して電気バスが代わりに新登場。

電気バスもトロリーバス同様で二酸化炭素(CO2)を排出しない環境に優しく出来ています。

 

扇沢駅から約16分で黒部ダム駅に到着します。

 

黒部ダム駅

黒部ダム駅から降りてすぐに階段があります。道なり進むと左側は 60段右側は 220段あり、どちらからも行き来可能です。

60段を選択した方はダムえん提(放水口近く)からスタート。

 

220段選んだ方は最高地点から下りながらの観光です。

しかしかなりきつい階段になってますので、決して無理しないで適度に休憩をお薦めします。

 


登りきると水飲み場があり、どんな味か一言で言うと、ここの水はとても冷たく何も味しない感じでしたが元気がでますね。空のペットボトル用意しとくと良いですね。

すぐ左には食事処やお土産売ってるお店があり、ホットドッグや豚まん等。1品500円~からです。お店を通過すると展望台休憩所へと行けます。

 

初めに高い場所から順に降りて下りながら散策するのも良し。

登山家のように、最後に最高地の展望台から黒部ダムを見渡すのも素敵でしょう。

 

黒部ダムの観光放水はかなりの迫力!

実施期間と放水観光時刻

 6月26日~7月31日6:00~17:30
 8月1日~9月10日6:30~17:00
 9月11日~10月15日7:00~16:30

黒部ダムの見所と言ったら観光放水です。

日本一の高さから放水される量は毎秒10t!

小学校の 8コースある25mプールの水量がだいたい480トンと計算すると、水 1滴ない空の状態から48秒で水が満水になる放水量。

25mプールが 50秒ほどで溢れ出します・・・。

 

展望台から階段降りていくと放水口近くに行けます。

どんな服装で行けばいいのか?

参考までに、この時期なら10月2日天気少し雨で13時頃で気温15度。天候変わりやすいのでレインコートはあった方が良いです。

男性の場合、上は半袖1枚に薄手のジャンバーで充分で歩くと温まります。

下はジーパンにスニーカーで大丈夫です。

女性の方は、長ズボン長袖、ウィンドブレーカー1着あると便利。と絶対スニーカー。

降りていく階段は鉄板で頑丈にできていますが、雨天だと滑りやすいので、スニーカーで散策した方が良いでしょう。

放水口近くで水しぶきが当たることもありません。

黒部ダムレストハウス前からスロープになっているので、車いすご利用の方も放水観覧ステージに行けます。

 

階段もあり、放水路への道は滑りやすいので注意が必要。
歩きやすいスニーカーなどのウォーキングシューズが好ましいです。

 

 

黒部ダム最高地と観光放水口真上を中心に撮影してみました。自分の目で見た方が確実に迫力が違いますので是非行って見てください。

ダム展望台休憩所

最も高い位置から見晴らせる場所。携帯のカメラで撮影したのですが、曇りでももこんなに美しい絶景!

 

レインボーテラス

天気と風の具合で虹が見れる場所。虹が観れる可能性高い時間帯は晴れている午前中だそうです。

 

新展望台広場

ここの場所から見上げるとダムの高さに驚かされるでしょう。そして最も近い場所で放水が見れます。

観光放水真上

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ビデオカメラを出来るだけ外に出して撮影しました。あまりの迫力と高さで手が震えました。放水中央と目印が表示してありますのでそこをバックに記念撮影されている方が多いので、目

印の前で立ち止まらい方が良さそうです。私は止まってました…妻に軽ーく引っ張られて気付いたけど、我忘れちゃうんですよね。

時間の都合で今回は悪天候黒部ダム周辺だけですが、このエリアだけでもあっという間に2時間過ぎてしまう散策でした。

 

黒部ダム~立山アルペンルートは生に一度は行くべき場所。

簡単な紹介になってしまいましたが、黒部ダムだけで終わりではなく、遊覧船もあり、立山黒部からアルペンルートで6つの乗り物を乗り継ぎ立山駅まで行けるのです。

(総延長37.2㎞)詳しくは黒部ダム公式サイトへ。次回はアルペンルート散策しなくては!目標ができたかも。

それでは黒部ダムの紹介はここで終わりにさせて頂きます。皆様の安全と健康を心よりお祈り申し上げます。でわでわ~。