関東圏のドライブと気になるスポット散策

白馬オリンピックスキージャンプ開催場所散策

今回は長野県の白馬のオリンピック開催地などを散策してきました。

自然豊かな白馬(長野県 安曇野郡 白馬村)は長野県の北部に位置し、ペンションも多く、夏は高原散策、秋は紅葉、冬はウインタースポーツの拠点として年間を通して多くの人が集まるスポット。

 

かつてはオリンピックでスキージャンプなどの競技が開催されたこの土地は、今もなお当時の名残を見つけることができます。

ジャンプ台を散策の途中で思わぬ出会いもありました。

 

長野県白馬村散策

今回訪れた白馬村は長野県の県庁所在地、長野市や大町市、新潟県の糸魚川市(いといがわ)にも隣接する人口 8,700人ほどの村。

 

白馬村は温泉やスキー場がある八方尾根や、エイブル白馬五竜スキー場などウインタースポーツが楽しめるスポットがあるほか、村の北には栂池(つがいけ)高原や乗鞍岳などの観光地もあります。

 

白馬という名前が付くので、白い馬でのいるのかと思いきや、村の名前の由来は別の所にありました。

白馬の由来は山から

白馬というなんとも憧れる人が多そうな村の名前の由来は、近くに見える白馬連邦の白馬岳(しろうまだけ)から。

 

白馬岳にかかる雪景色がちょうど代掻きの時期に美しい馬のように見えたことにちなみ、もともと代掻きの馬=代馬と呼ばれていました。その呼び名がいつしか白馬(しろうま)へと変化し、現在の白馬(はくば)の名前になったとのこと。

 

代掻きの時期・・・田植えの前の田んぼに水を入れ、土をかき均す(ならす)時期。当時は白馬岳の様子を見て、代掻き時期を決めていたそう。

 

1998年に冬季オリンピック・パラリンピックが長野で開催され、スキージャンプ競技など数種目が白馬村で開催されました。

そのオリンピック当時の名残を、今もあちこちで感じることができます。

 

白馬村オリンピック開催地とは

1998年に長野県で冬季オリンピック(長野オリンピック・長野パラリンピック)が開催された際、白馬村では、スキージャンプやアルペンスキー、クロスカントリーにノルディック複合が開催されました。

 

現在もオリンピックで使用されたジャンプ競技場が残り、スキージャンプ選手の練習場として使用されています。

 

白馬村のジャンプ競技場は、日本で唯一ノーマルヒルとラージヒルが並んだ場所。

どちらもスタート地点付近までエレベーターで登ることができるので、誰でもスキージャンプの高さを体感できます。

 

スキージャンプのノーマルヒル・ラージヒルとは?

スキージャンプ台の大きさ(高さ)によって、小さい順に スモール・ミディアム・ノーマル・ラージ・フライングという順に分類されています。

 

スキージャンプ台の違い

ヒルサイズヒルサイズK点
スモール20m~44m20m~40m
ミディアム50m~84m40m~75m
ノーマル85m~109m75m~99m
ラージ110m~184m105m~125m
フライング185m145m~185m

白馬村のノーマルヒルは、ヒルサイズが 98mで K点が 90m、ラージヒルのヒルサイズが 131m、K点が 120mとなっています。

 

オリンピックのジャンプ競技中によくK点越えという言葉を耳にしますが、K点とはもとともこれ以上飛んでは危険!という基準点のこと。

・・・でした(過去形)

 

スキージャンプのK点とは?

どこまで飛べるのか、飛んでよいのかの基準点がK点です。(かつては)

 

K点とはこれ以上飛ぶと危険とされる、極限点を表す意味のドイツ語「Kritischer Punkt」の頭文字から取られた呼称。

ジャンプ台の設計時にK点が設定され、飛行距離がK点を超えないように角度などを調整してジャンプ台の建設がなされていました。

 

しかし、現在では飛行技術の向上などにより、設計段階で想定されていたK点越えが容易になってしまいました。

そのためK点よりも先に極限点を設定し、どこまで飛べるのかの基準がヒルサイズへと変わっています。

 

かつてはこれ以上飛んじゃだめよー!の基準点がK点。

今はK点という限界を超え、さらに先へ。

 

人の向上心と、実際に限界を突破でてしまう能力って本当にすごいですね!

できる!と強く思える人には、意外と限界は突破できてしまいますし。

 

スキージャンプの世界に脱線しました。。。話を戻して、白馬の散策へ。

 

白馬村オリンピック開催地スキージャンプ場

 

 

【10月1日の午後17時頃撮影】

神奈川県から約4時間で到着しましたが、到着時当日は17時頃でしたので、営業時間外(16:30まで)選手のスタート地点に行けません。

しかし閉鎖時間すぎてても駐車場は解放されており、広場もあり、犬のお散歩、ウォーキング姿もあり外観を撮影してみました。

競技場営業時間中には表彰台に乗ってジャンプ用スキー板、ヘルメット、ゼッケン借りて記念撮影が出来ます。(無料)

どうしてこのポーズなの?スキー板はどうした?…

 

頂上まで行き選手のスタート地点を見よう!

 

リフト料金 大人460円、小、中学生は280円
営業時間 4月中旬~11月  8:30~16:30
営業時間 12月中旬~3月  9:00~15:30

 

密室のエレベーターでの交渉

しかしリフトは1日乗り放題ではなく1回のみの料金大人1人で460円…偶然にも本日は練習チームが来ているようだぞ?

どうせ地元の学生達だろうと軽く考えてた所に、小柄な女性がジャンプ用のスキー板持って私の前を通過していきました。

練習とは言えジャンプする姿を近くで見るのは今日が初めて!これは頂上まで行くしかない!お金払ってリフトに乗りました。

5分くらいで到着です。そこからさらにエレベーターに乗るのです。そしたら先ほど通過した練習生がエレベーター前でストレッチしながら待機しているの発見。話かけるチャンス到来!

ストレッチ中、お構い無しに聞いてしまう…

「これは選手専用のエレベーターなのですか?」と聞いてみたら、観客も乗って良いのだと感じの良い返答で教えてくれたので、私は何も考えないで選手さんに、

「すいません、スキージャンプは全くのど素人なんですけど、有名な選手ですか?」と聞いてしまった…そしたら、

「平昌オリンピックに出てましたよ。結果出してないけど…」恥ずかしそうでしたが可愛い笑顔で答えてくれました。オリンピック選手が1人でエレベーターに乗る事があるのか!

そんな事はどうでもいい。次の質問をせねば。

「名前教えてもらって良いですか?」

「岩渕香里です」私は心の中で「誰だろう…まあいいや。」

「飛ぶ姿撮影しても良いですか?」

「良いですよ♥️」

何て感じの良い人なのだろう!もっと話かけたかったのですが、妻が横に居たので本領発揮できずのままでエレベーターが開いてしまった。

「頑張ってください!」

と伝えた時にお辞儀してくれたその瞬間ファンになりましたよ。今年の女子スキージャンプは注目しなければ!!!

 

1998年に開催された長野オリンピック。日本選手の大活躍で感動を与えた白馬ジャンプ競技場。

 

それでは飛ぶ姿を見る前に頂上の景色です。う~ん写真だけじゃ物足りないかな…

偶然にも上空の動画を用意出来てますので、

競技場の選手スタート席からのパラグライダーシーンをご覧ください。

 

岩淵香里選手の練習姿の撮影許可が出たー!

 

 

こちらは頂上からのジャンプと下から着地するシーンの動画です。

まさかオリンピック選手の岩渕香里さんだったとは…これは貴重な練習風景が撮れました。

 

 

宿泊場所は白馬ホテルパイプのけむり

2019年10月1~10月2日の1泊夕朝食付きと大浴場有り。平日でしたの1万円で夫婦2人が泊まれちゃう格安料金です。

ホテル前に駐車場はありますが、周辺の道路は狭い急な坂道で、車同士のすれ違いが出来ない場所もあります。

 

室内に設置されていたのは懐かしい黒電話。そして朝食はバイキング形式、自分で適当に盛り付けしたんですが私はこれで充分。

ソフトクリームも朝から食べ放題です。

夕飯はおつまみと言うか、冷凍食品のお弁当のおかずみたいな感じですかね…そう言えば飲み放題でした!!お酒飲めない身分ですが…

ホテルの従業員はとても親切です!宿泊代1人5000円はとても有難いですね。スキーシーズンは宿泊代の差がありますので確認しておきましょう。

 

 

 

 

オリンピック記念館・現在ではYahoo!のフリースペースに

2014年までは白馬村オリンピック記念館も運営されていました。

2014年の期限をもって一部の展示物を除き公開を終え、建物はYahoo!が賃貸契約により「Yahoo!白馬ベース」の名のもと、フリースペースとして利用しています。

Yahoo!白馬ベースではWi-Fiのほか、プロジェクター&スクリーンなど無料で提供され、会議用スペースとしての利用も想定されたコワーキングスペースとしても解放されています。

いつもとは違った雰囲気、空気感の中で作業を行いたい方にいい環境ですね。

環境が変わると気分も変わりますし、白馬はいいリラックススポットでもあるので、気分転換に行ってみるのもいいかも。

 

まとめ

総集編動画を用意してますのでどうぞ。

 

 

白馬村ジャンプ競技場は現在も観光地となっていて大型バスツアーもあり、午前中なら選手たちの練習が見れる可能性あるでしょう。

ジャンプ競技場は雪が無い時期でも、選手達のスタート地点、そこから見渡せる壮大な景色とパラグライダーの着地も見渡せます。

自分が見た選手がオリンピックに限らず、夏季シーズンの試合等に出場してたら応援したくなりますよ。

岩淵香里さんと話すことが出来て、快く撮影許可くれたのがきっかけでスキージャンプに興味がでました。

選手の方達に今後の活躍に期待と、ケガに合わない事を心からお祈りいたします。

次回はサマージャンボ宝くじ…失礼。サマージャンプ大会観れる時に行ってみたいですね。貴重な体験をありがとうございました。

 

おまけ

白馬村ジャンプ競技場から白馬駅に向かう途中の出来事です。

 

何が起こるか解からないものですね。気になる方はどうぞ。

 

 

ひゃぁぁぁぁぁぁああああ!(;゚Д゚) これは○○???