以前より数は減少傾向にあるものの、車の窃盗件数や車上狙いは日々数多く発生しています。
窃盗件数の中で、車のキーを付けたまま窃盗に遭うケースが盗難件数の約 4分の 1を占めますが、キーロックしているにも関わらず盗難に遭っているケースが多数です。
キーロックしているにも関わらず窃盗に遭っている訳なので、キーロックだけでは安心できない面があります。
そこで最近、防犯の役割で注目されているのが防犯カメラ。
今回は取り付ける人も増えてきている防犯カメラについて見てみましょう。
目次
防犯カメラで車も家も見守り
街中を歩けば街灯や店先など至る所に防犯カメラが設置されています。
防犯カメラが多いということは、それだけ利用効果があるということ。
報道でたまに店のトラブルの様子が映し出されていたり、車の窃盗の一部始終が映し出されていたりすることがありますが、万が一の備えとして、また証拠として常に映像が記録される防犯カメラはとても有効です。
カメラの録画から犯人が特定されることも
被害に遭った際の証拠として、防犯カメラの記録映像を警察に提示することで捜査の協力にもなります。
人の記憶は案外あてにならないもの。
常に状況を記録してくれる防犯カメラはあいまいな人の記憶を補ってくれます。
個人であってもSNSなどで簡単に世間に情報を発信できることから、カメラに映った映像を元に情報も集まりやすく、犯人が特定されやすくなる面も。
カメラがけん制にもつながる
暗躍という言葉があるように、人から見られていないからこそ犯行を犯しやすくなります。
リレーアタックや窃盗も夜間の周りが暗くなった時間帯に起こりやすですが、「見えない、見えにくい」という環境が犯行を行わせやすくしてしまうことも。
見えない、見えにくい時間に犯行を行うのも、犯人の「自分の姿を見られたくない=自分と特定されたくない」という心理からなので、常に監視を続けてくれる防犯カメラは犯行のけん制にもつながります。
防犯カメラのメリット・デメリット
車の窃盗など犯罪の記録ができる防犯カメラですが、メリットとデメリットはどんな点でしょうか。
メリット・デメリットの順でそれぞれご紹介します。
メリット1 安心感を買える
防犯カメラのメリットはいつも見守ってもらえてることが安心感につながります。
また、室内で利用することでペットの監視などにも使え、心配の軽減にもつながるのがメリット。
メリット2 犯罪や不審者の記録ができる
防犯カメラは常に監視・記録しているので、万が一犯罪に遭った場合の証拠として残ります。
犯人を目撃した場合、口頭で伝えるよりも記録映像で伝える方が遥かに犯人の特定にもつながりやすくなるでしょう。
メリット3 犯罪抑止効果がある
カメラの存在を示すことで、犯罪の抑止効果にもつながります。
犯人はより安易に犯行を行える車や家を狙う傾向にあるので、防犯カメラがあることで犯人に警戒心を持たせ、犯行の抑止になることも。
次からはデメリットも見てみましょう。
デメリット1 撮影できる範囲が限定的
防犯カメラの設置場所から決まった範囲でしか撮影されませんので、当然防犯カメラの撮影範囲外だと記録は残りません。
また、防犯カメラがあることを犯人が認識したうえで、帽子を深くかぶるなど自分を特定させないよう対応してくることも。
デメリット2 カメラを壊されやすい
屋外に設置の防犯カメラはカメラのレンズを汚されたり、壊されたりすることもあります。
防犯カメラが抑止効果になる反面、目に付くことで壊されることも。
デメリット3 犯罪行為はなくならない
いくらカメラを設置しても犯罪行為自体は無くなりません。
犯罪には罰がありますが、罰を受けるのは「罰を受けるに該当する行為を自ら行った」と裁判所に判断された人。
あえて自ら罰を受ける行為を行っているので、厳罰化が進んだとしても犯罪行為自体はなくなりません。
犯罪者が特定されないよう目出し帽を被るなどすると、防犯カメラに犯行の様子が映っていてもなかなか犯人の特定に至らないかもしれません。
それでも犯行時間も記録されていますし、身長や体形、性別は映像からある程度分かります。
何もしないよりも、何かをした方が犯人を特定できる確率は上がりますので、防犯カメラの映像は有効です。
カメラだけではない!カメラに付属した機能
防犯カメラは取り付けてからが始まりなので、カメラというハードの部分だけでなく、万が一の故障にしっかり対応してくれるのかというアフターフォローも大切。
カメラを運用していく上での機能やアフターなどソフトの部分も重要になってきます。
長く使い続けるものなので簡単に壊れてもらっては困りますし、アフターサービスなどを行ってもらえるも防犯カメラの機能のうちです。
スマホでいつでもカメラ映像が見れる
防犯カメラの映像をスマホで見ることができる機能が付いた防犯カメラもあります。
スマホさえあれば外出先から確認できるのは大きな安心感にもつながるでしょう。
防犯カメラは高そうな印象
安価な防犯カメラを求めるなら、通販などで3,000円ほどから見つけることができます。
ダミーカメラ(録画していない置いておくだけのカメラ)も売られていますが、記録を残してこその防犯カメラ。
ダミーカメラは犯罪のけん制につながるかもしれませんが、犯罪が行われた場合は何の役にも立ちません。
記録がメインの防犯カメラですので、予算と相談しながら防犯カメラを設置するのがよいでしょう。
予算に応じた防犯カメラを設置するには
Amazonなどで安価な防犯カメラも売られていますが、安価なものは万が一の故障やトラブルの際に保証対応をしてもらえない場合もあります。
その場合は壊れる度に買い替える必要がありますが、そのあたりも踏まえて検討する必要があります。
防犯カメラは「通販で買って自分で取り付ける」、「防犯カメラの取り付けを専用業者にお願いする」の二択になるケースがほとんどでしょう。
常に稼働している防犯カメラですので、長く安定して運用するために実績豊富な専門業者にお任せしたいものです。
常時作動しているものだから取り付け実績が多い方が安心
防犯カメラの設置は各家庭ごとに取り付け場所や、コンクリートや木など取り付け先の材質が異なったりします。
ですので、専用業者に依頼する場合はできるだけ取り付け実績の豊富な、経験豊かな所に依頼したいですね。
防犯カメラを専門に取り扱う、取り付け・運用実績豊富な防犯カメラのプロ業者もありますので、相談してみるとよいでしょう。
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防犯意識の高まりから近年求められることも多くなった防犯カメラ。
多くに行き渡ることで価格が下がっているので、以前は高額で個人の設置が厳しかったのですが、個人でも普通に運用できる時代になっています。